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AI生成のポイント

AI GENERATION POINTS

おしゃれでクオリティの高いロゴマークを作成するにはコストや時間が必要だと考えていませんか?ロゴ生成AIを活用すれば、誰でも簡単にロゴマークを作成できます。本記事では、自社でロゴを内製したい企業の担当者や、ロゴ制作のスピードやクオリティを上げたいクリエイターに役立つ、日本語対応可能・商用利用OKな無料のロゴ生成AIを紹介します。

POINT

1

ロゴ生成AIとは?

ロゴ生成AIは、近年実用化が始まっているクリエイティブ系AI(人工知能)の一種です。企業名やキャッチコピー、商品コンセプトなどを入力することで、AIが数秒程度で入力したワードを表現するロゴマークを提案してくれます。
ロゴ制作にかかる費用はピンキリですが、一般的な制作会社に依頼した場合、10〜30万円程度が相場です。クオリティや展開幅の違いもあるため、単純に比較できませんが、安価、または無料で利用できるロゴ生成AIを活用すれば、これまでロゴ制作にかけていたコストを大きくカットできます。

POINT

2

日本語対応可能・商用利用OKなロゴ生成AIツール

ロゴ生成AIは、ツールによってデザインのトーンやクオリティが異なります。無料で使えるお試しプランがあるものも多いため、さまざまなツールを試して、好みのロゴに仕上げてくれるものを有料登録するとよいでしょう。本章では、ビジネスで活用できる、日本語対応・商用利用可能なロゴ生成AIを紹介します。

1Adobe Express(アドビ エクスプレス)

アドビ社が提供するロゴ生成AIです。会社名やサービス名、キャッチコピーを入力すると、数秒で30案以上のロゴを提案してくれます。生成されたロゴマークは比較的シンプルなものが多く、編集画面に進めばカラーやテキストを編集することも可能です。また、編集画面をスクロールすると、ロゴの展開イメージを見られるのも特長のひとつです。グッズ展開をイメージしやすいため、上司やクライアントへの提案時にも活躍するでしょう。

料金:
サイト:Adobe Express

2Hatchful(ハッチフル)

起業家をターゲットにしたロゴ生成AI。社名やキャッチコピー、業種などを選んでオリジナルロゴを生成します。作成したロゴはフォントやカラーの編集が可能。イラスト入りなど、複雑なロゴマークも得意なツールです。各種SNSや名刺など、ツールごとに最適化されたファイル形式でダウンロードできるため、作成したロゴを営業ツールに一気通貫できるでしょう。

料金:無料プランあり/Shopifyの料金体系に準ずる
商用利用:可能
サイト:Hatchful

POINT

3

Adobe Express利用の手順

ロゴ生成AIは、テキストでサービス名やキャッチコピーを指定し、業種を選んでロゴを生成するものが多く、どのツールも大きな違いはありません。本章では、Adobe Express(アドビ エクスプレス)を例にロゴ作成の手順を見てみましょう。

1「サービス・製品・会社名」と「サブキャッチコピー」を入力

「今すぐロゴをデザイン」のボタンを押し、ロゴ作成画面で「あなたのお店やサービスの名前」と「キャッチフレーズやスローガン」を入力します。

2「サービス・製品・会社名」と「サブキャッチコピー」を入力

「ポップ」「シック・上品」「ベーシック」「ナチュラル」などのデザインテイストから好みのものを選択します。

3提案されたロゴの選択

ロゴが生成されます。好きなロゴを選択し、編集画面に移行します。

4編集&ダウンロード(完了)

カラーやテキストの組み合わせを編集します。Adobe Expressの場合は、本画面下でロゴマークの展開例も提案してくれます。編集が終了したらAdobeExpress内にダウンロードが可能です。

POINT

4

ロゴ生成AIを使う際の5つの注意点

ロゴ生成AIを活用すると、発注コストを抑えつつ、短時間で大量のロゴマークを生成できます。一方で、クリエイターが作成した場合とは異なる注意点も発生するため、しっかりと把握しておきましょう。

1

コンセプトを反映させるのは難しい

ロゴ生成AIの多くは、会社名やサービス名、キャッチコピーを入力し、さらに業種を選んでロゴを生成しますが、入力した情報だけでロゴにコンセプトを反映させるのは困難です。たとえば、AIがサービス名から飲食店を想定したロゴマークを生成したものの、実際は飲食サービスではないといったケースもあり得るでしょう。また、無料プランでは業種の詳細な指定ができないことも多く、ニッチな業種や新しいサービスのロゴには使いにくい点もデメリットと言えます。

2

商標チェックをする必要がある

通常、制作会社にロゴ制作を依頼すると、商標チェックをクリアしたロゴのみが提案されます。しかし、一般的なロゴ生成AIは商標チェックまで行わないため、他社のロゴと類似したロゴを生成してしまう可能性があるでしょう。類似したロゴがすでに商標登録されている場合、自社のロゴとして使用してしまうと商標権の侵害にあたります。作成したロゴは商標チェックを通し、商標が取られていなければ、速やかに登録を行いましょう。

3

商用OKのツールを選ぶ必要がある

ロゴ生成AIは、ツールやプランによってロゴをダウンロードする場合のデータ形式や解像度が異なります。用途に合ったデータ形式や解像度でダウンロードできるのかを事前に確認しておきましょう。例えば、印刷物に必要な解像度は300〜350dpi程度、WEB素材として適切な解像度は72dpi程度と言われています。また、印刷物の場合はAIデータ、WEB素材であればPNGデータでダウロードするのが望ましいでしょう。

4

データ形式が適切でない場合がある

ロゴ生成AIは、ツールやプランによってロゴをダウンロードする場合のデータ形式や解像度が異なります。用途に合ったデータ形式や解像度でダウンロードできるのかを事前に確認しておきましょう。例えば、印刷物に必要な解像度は300〜350dpi程度、WEB素材として適切な解像度は72dpi程度と言われています。また、印刷物の場合はAIデータ、WEB素材であればPNGデータでダウロードするのが望ましいでしょう。

5

ロゴのパターンは出せないことが多い

ロゴマークは、名刺やステーショナリー、看板、WEBサイトなど、一気通貫して使用することで、ブランディングに貢献します。そのため、ロゴマークも展開するツールに合わせて縦組み、横組み、表記違いなど、複数のパターンを作成するのがおすすめです。ロゴ生成AIは、ツールによっては作成したロゴのパターンを出せないため、生成者が自ら作成するか、外部に依頼する必要があるでしょう。

POINT

5

【まとめ】ロゴ生成AIは、人が調整しながら使うのがベター

クリエイティブ系AIの過渡期にあたる現在、国内・海外ともに多くのロゴ生成AIがリリースされています。中にはクオリティの高いロゴを生成するツールもありますが、実用にあたっては人間が細かな調整を行ったり、アイデアを付加してブラッシュアップしたりするのがおすすめです。

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